ずっと心に沁み続ける。「花だより」 みをつくし料理帖 特別巻
大好きだったバンドが年月を経て再結成するって、すっごい嬉しいけど信じられないような、現実味が薄いような、不思議な感じがしませんか?
同窓会とかに行った時もそんな感じなのかなあ?(同窓会ないからわかんないけど)
まさに私は今日そんな感じを味わいました。
本、なんですけど。
大好きだった「みをつくし料理帖」シリーズ。
大好きすぎて高田郁さんのトークショーに行って握手してもらったほど。笑
惜しまれながら(私にねw)幕を閉じたのですが、今日本屋さんに行ったら、なんとあったんですよ、新刊。びっくり。
特別巻ですって。う、うれしい。
ルンルンで購入して早速読了。
は~、とても幸せな時間を過ごしました。
また読めると思っていなかったので、なじみの登場人物が出てきた時点でウルっときた私。
シリーズものって、登場人物にいつのまにか感情移入してしまって、成長が嬉しかったり元気に過ごしているのが嬉しかったりしませんか?
私がまさにそんな感じ。笑
それぞれの登場人物の4年後が描かれていて、お互いを思いやる心だとか、今を生きている姿だとか、前を向いていこうとする力強さにウルウルしっぱなしでした。
みんな元気そうでよかった!
シリーズの中では、人をだましてあくどいことをする人物も登場しますが、それでもこの本で出てくるのは心温かい人が多い。
話の中では辛すぎること苦しいことも起こりますが、人の温かさが心に沁みて、それが登場人物たちの生きる力になっているだろうし、私の生きる力にもなっています。
フィクションの世界ですが、たくさんの感情を味わえる、本ってやっぱりいいなあって思います。
そして人間ってやっぱり温かいなあ、そんな風に思います。
(温かい心がないと温かい話は作れないし、読んで共感もしないですもんね。だから私も温かいってことになるんですけど。笑)
ところで今日は子どもたちも本を買って同じタイミングで読み始めたのですが、私が70ページ読む間に長女は200ページ近くの小説を読み終えるという。
あのスピードがいつも謎過ぎる...。