貝になったたん子
次女が朝
「今夜のたこパーの材料は揃ってる?」
と言い出した。
確かに昨日たこパーをしたいと
彼女は言っていたが、
そうだね、やろうねと言った覚えは、
もちろん、ない。
なんてこった。
そう青ざめた朝。
そして今。
なんてこったを通り過ぎ、
1日、私は貝になりたいというよりも
もはや貝になっていて
何人とも交わりを持ちたくない。
そんな母を見て
諦めて自分たちで買い出しに行く子どもたち。
(資金だけ手渡すワタシ)
更に気分は高度を下げる。
材料は彼女たちに準備させよう。
オサレなたこ焼き器も彼女たちに出させるとする。
…焼くのか…
気の済むまで閉じていようと思っていたが、
そうは問屋が卸さないようだ。
タイムリミットまであと…??
限られた時間の中、ワタシは全力で閉じることに、しよう。