名人への道
関東地方今日はとっても涼しくて
たん子さんは、風にあたり
静寂の衣をまといながらしずやかに読書をしておりました。
が。
そうは問屋が卸しません。
「おやつはプリン!」
すぐに静寂は破られました。
たん子さんはいそいそと検索を始めます。
何を検索するかというと、
『天才テレビくん』
おいしそうなプリンを作っていた回があったのです。
プリンが固まるのは「卵白」このお方のおかげ。
なので、昔ながらのぷるぷるプリンを作るときは卵白入り、
とろけるプリンを作るときは卵白なしで
そういうことでございました。
諸作業を彼女たちに任せるべく、分量調べ。
★とろけるプリン(3個分)★
・卵黄 5個
・牛乳 135グラム
・砂糖 30グラム
★ぷるぷるプリン(3個分)★
・全卵 1個
・牛乳 180グラム
・砂糖 30グラム
彼女たちはいつも意見が2手に分かれます。
ディベートでも始めるつもりでしょうか。
今日ももれなくとろける派とぷるぷる派に分かれましたので
各々作りたい方を作ります。
作り方はもちろん共通。
① 卵、牛乳、砂糖をよく混ぜる
② 濾す
③ ふたつきの器に入れる(たん子さんちはラップ)
④ お湯をはった鍋に入れ、弱火で13分蒸す
ちょうどたまった食器類を洗ったばかりだったのですが
またすぐ山のような洗い物が出来上がります。
たん子さん、言葉が出ません。
先にカラメルを準備するのを忘れておりましたので、
ここでカラメル作り。
分量はたん子さん調べ。
① 砂糖をフライパンで溶かす
② 水を投入、混ぜる
これで出来上がるはずです。
過去に実績もあります。
な、の、に、・・・・・・ 失・敗・!!!
カッチカチの砂糖の塊ができあがりました。
どういうことでしょう。
すかさず、分量外の水を投入。
結果、何とかプリンにかけるくらいのカラメルが誕生。
半分はカッチカチのまま。無念。
無事プリンは蒸しあがり
現在彼らが冷やされ切るのを待っているところです。
3時のおやつには間に合うことでしょう。
さて、これが彼女たちにとっての初めてのプリン作りでございました。
ここで次女から驚きの発言が飛び出します。
「これで、私はプリン作りの初心者から達人になった」と...
!!!
階段が!一段のみ!!すくな!!
0か1か、白か黒か、ということか!
「違うよ、二段だよ、達人の上に名人がいるよ」
!!
それでも!!
初級中級上級とかそんなレベル分けは彼女の中には存在しない模様。
さすが、自己肯定の女王。
そんな彼女たち、
切り替えも早く、今はシルバニアで遊んでおります。
女子です。
果たして彼女たちはおいしくプリンをいただくことができるのか。
見守ってまいりたいと思います。