暗黒の勤め人時代の唯一の楽しみだったもの
今日は『ブログチャレンジ』の中にある【ブログでお気に入りの本を紹介する】というミッションをクリアすべく、たん子さんのお気に入りの本を紹介いたしましょう。
民放、NHKで映像化もされましたので
ご存知の方も多い作品だと思いますが
わたくし、高田郁さんの『みをつくし料理帖』にすっごいハマりました。
みをつくし料理帖(全10巻)+みをつくし献立帖(1巻) (ハルキ文庫 た 時代小説文庫)
- 作者: 高田郁
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2014/09/01
- メディア: 単行本
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何年か前に北川景子さんと松岡昌宏さん出演で映像化されたものを観たのがきっかけだったかと思いますが
そこから原作を読むようになり、
暗黒の勤め人時代の唯一の楽しみとなっていたものでした。
澪という女料理人の話で
料理あり
恋愛あり
家族愛あり
友情あり
裏切りあり
切ない別れあり
ビジネスあり
天下取りあり
なんだかこれ
料理以外にも盛りだくさんの要素が詰まっていて
登場人物もしっかりと書き込まれていて
それぞれのキャラクターがとても魅力的で
親戚のおばちゃんの気分で読んでおりました。
愛する人との別れや死別のシーンは何度も読み返してそのたびに涙しましたし
花魁として生きている幼馴染を身請けする、というめちゃくちゃなことを決めた主人公がどうやってそれを実現させていくのか、そんなことができるのかどうするんだとドキドキしながら読み進めましたし
料理はもちろんおいしそうなのですが、食べるお客さんの描写がまたよくて
なんておいしそうに幸せそうに食べるんだ、私もあの中に混ざって食べたいわ、となりました。
江戸の時代にタイムトリップしてみたい!なにかと大変そうだけども。
主人公の商才にもしびれましたね。
そんな感じでとても好きだったので
うっかり高田郁さんのトークショーにも足を運んでしまいました、たん子さん。
人生初のトークショー観覧が、高田郁さん。
握手までしてもらって、ホクホクで帰りましたよ。
どんだけ好きなんだー。
だから
いつだったか新聞に読み切りでみをつくし料理帖のお話が載っていた時にはびっくり興奮したし
昨年、NHKでまたドラマ化されるということを耳にした時には飛んで喜んで、毎週ウキウキしながらその時を待ちました。単純。
ああ、これからもっと幸せに暮らしてほしい、澪も源斉先生も、野江もみんなも。
こっちも好きです。
NHKのドラマでは
有終の美を飾ったらしい『おっさんずラブ』に出ていた
林遣都さんが主演されてましたな。
は~よかよか。
というわけで今日から『限界知らずの豪傑、たん子』となりましたのでよろしく。